老人保健施設は、医療ケアを受けたりリハビリをしたりしながら、在宅復帰を目指すところです。
そのため、利用している人は、本来は自立した生活を送れる場合がほとんどです。
したがって、介護士の仕事も、そこまで負担は大きくありません。
ある程度の意思疎通ができる上に、身体的サポートも少ないです。
座ったり立ったりする動作や、歩行をサポートする程度で済むでしょう。
寝たきりの人を移動させたりすることはまずないので、腰を始めとして、身体を傷めるリスクも少ないです。
そして、老人保健施設には医師と看護師が常駐することがルールとなっているため、安心して働きやすいです。
万が一、利用している人に何かあった場合は、すぐに頼ることができるため、働く側のメンタル負担が少なく済むでしょう。
それは夜勤の場合も同じで、何かあった時にはすぐに相談することができます。
そのため、介護士だけで働いていて、利用している人に異常が出た時、どうすることもできないという状況になりにくいです。
また、老人保健施設は医師や看護師の他にも、リハビリのサポートをする理学療法士や、食事を作る栄養士などの専門家が在籍しています。
そういった人たちと身近に接しながら働くことができるのも、老人保健施設のメリットと言えるでしょう。
リハビリや食事の内容など、専門家が実施している中には、介護士として参考になる要素が数多くあります。
働きながらそういった要素を吸収すると、自身の仕事の質が上がるかもしれません。